紙器設計士の売り場研究|文房具編-01【2026.09】
こんにちは、企画部の大下です。
今回は、
紙器設計士の売り場研究|文房具編-01【2026.09】
ということで、文房具売り場で見つけた販促什器を紹介します。
普段から紙製什器や販促什器の設計をしている立場から、
「これはうまいな」「この構造は参考になるな」と感じたポイントを見ていきます。
「これはうまいな」「この構造は参考になるな」と感じたポイントを見ていきます。
売り場では、つい商品のデザインだけでなく、
「どうやって組んでいるんだろう?」
「どこで強度を出しているんだろう?」
「この形状なら加工しやすそうだな」
と、什器の構造まで見てしまいます。
私自身の備忘録もかねて、今後シリーズ化していく予定です。
今回は、文房具売り場で見つけたフリクションの店頭什器を2点見ていきます。
FRIXION BALL SWITCH
まずはこちらの「FRIXION BALL SWITCH」の販促什器です。
この什器は、私が見る限り1年ほど前から同じ形状で売り場に置かれています。
今回見たものはかなりきれいな状態だったので、おそらく途中で新しいものに入れ替えられているのではないかと思います。
同じ形状の什器が長い期間使われているというだけでも、売り場での見せ方や使いやすさがしっかり考えられている什器なのだと感じます。
まず目を惹くのが、大きな「1」の形状です。
単純に「1」を印刷するのではなく、什器そのものの形状で大きく表現しています。
グラフィックと立体形状を組み合わせることで、遠くから見ても非常に目に入りやすいです。
販促什器では、売り場でまず気づいてもらうことが重要なので、こういった形状そのものをアイキャッチにする考え方はとても参考になります。
曲面部分も非常に丁寧できれいに作られています。
また、内側に埋まっている部分を見ると、本体側のフラップを折り込むことで接合部分が目立ちにくく処理されています。
こういった細かい部分まできれいに設計されているのが印象的でした。
商品の陳列部分は、板紙を使った2層構造です。
5つの穴をそれぞれ完全に独立させず、穴同士をつなげた形状になっています。
これによって、一度の抜き加工で複数の穴を処理しやすくなっています。
完成した什器だけを見ると気づきにくい部分ですが、販促什器の設計ではこうした「加工しやすさ」も非常に重要です。
見た目だけではなく、製造工程まで考えられた設計だと感じました。
什器下部には替え芯の陳列スペースもあります。
それぞれに仕切りが設けられていて、商品が混ざらず、きれいに並べられる構造になっています。
細かな仕切りは、寸法が少し違うだけでも組みにくくなったり、強度が不足したりするので、意外と設計が難しい部分です。
グラフィックデザインと紙器設計がうまく組み合わさった、売り場でも非常に目を惹く販促什器でした。
FRIXION SYNERGY 3
続いてこちらも、フリクションの店頭什器です。
この什器で特に気になったのが、商品の陳列部分でした。
印刷されたPETを2層にして、その間に商品を陳列しています。
アクリルや厚いPETを使わなくても、薄いPETで商品をしっかり保持しながらきれいに見せています。
透明素材を使うことで商品そのものが見えやすく、什器全体も重たい印象になりません。
販促什器では、見た目だけでなくコストも非常に重要です。
強度を上げるために材料を厚くすれば設計はしやすくなりますが、その分材料費も上がってしまいます。
だからこそ、
「厚い材料を使う」のではなく、
「薄い材料でも構造で強度を出せないか」
「薄い材料でも構造で強度を出せないか」
という考え方が大切になります。
年々、販促にかけられるコストも厳しくなっていると感じます。
その中で、見栄えや強度を落とさず、どこまで材料や加工を工夫できるか。
設計者として、こういった考え方はこれからさらに重要になってくると感じました。
まとめ
今回は、文房具売り場で見つけたフリクションの販促什器を紹介しました。
同じ商品カテゴリーの什器でも、
- 什器形状そのものをアイキャッチとして使う
- 抜き加工しやすい形状にする
- 板紙だけで商品を陳列する
- 薄いPETで商品を陳列する
など、それぞれ違った設計の工夫があります。
売り場で什器を見るときは、完成した見た目だけでなく、
「なぜこの形状になっているのか」
「どうやって加工しているのか」
「どこでコストを抑えているのか」
まで考えてみると、設計のヒントがたくさん見つかります。
今後も、売り場で気になった販促什器やパッケージを、紙器設計士の目線から紹介していきます。
弊社はお客様からいろんなセールスプロモーションツール制作のご相談を受け、ご要望に応じて様々なアイテムをお作りしています。
他社ではなかなか難しいワンオフのアイテムでも
弊社独自の実績・ノウハウとオリジナルの設計・デザインのエキスパートが在籍しておりますので、きっとお客様にとっての最適解をご案内できると自信を持っております!
弊社独自の実績・ノウハウとオリジナルの設計・デザインのエキスパートが在籍しておりますので、きっとお客様にとっての最適解をご案内できると自信を持っております!
なにかお困り事などがありましたら是非一度ご相談ください!
あわせてチェックしたい特設ページのご案内
▼ 軽く・強く・目を引く ―― 紙製什器の可能性を広げる導入事例集
https://howay.com/hanikamu/
▼ “見せる”を支える、販促ディスプレイと出力の専門サイト
https://howay.co.jp/
豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品、売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品、ダンボール家具やおもちゃの通信販売、インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
お困りごとはぜひ豊栄産業までお問い合わせください。
各種ECサイトにて、ダンボール家具・おもちゃ・帳票保存箱などを販売中!
■豊栄産業株式会社
https://www.howay.com/
本社工場
〒573-0136 大阪府枚方市春日西町2-27-28
TEL 072-858-2651
FAX 072-858-7803
東京工房
〒111-0054 東京都台東区鳥越2-7-4 ヘブン鳥越1F
TEL 03-5820-7255
FAX 03-5820-7256


