測る 便利なツール

こんにちは。東京支社総合企画部の池田です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。
 
我々設計担当にとって寸法というのは非常に重要です。
寸法が数㎜違うだけで什器が上手く組み上がらないという事態が発生するからです。
なので私たち様々な道具を使って対象を測り、それに合った什器や外装を設計してます。
今回は「測る」道具について色々触れていきたいと思います。

測る 便利なツール

「はかる」という言葉、表す漢字がたくさんあるので時々どれがなんだか混乱してしまいませんか?
量る、計る、測る、図る・・・等、いろんなはかるが有ります。
「量る」は重さを計量する、「計る」は数や時間を数える、「図る」は意図や工夫する。
「測る」は面積や長さを測定することです。今回は、長さを測るについて記述したいと思います。

よく使う測定ツールの使い方

直尺

物差し(ものさし)の一種でまっすぐな一片の板に目盛線を刻んだもを直尺と言います。
カッターナイフを使うことが多いので、エッジが削れにくい金属性を使います。
私は金尺って言い方をよく使っていましたが、実は大間違いで金尺=直尺ではありませんでした。

曲尺(かねじゃく)、指矩、指金、差金(さしがね)とは下記画像のものです。
大工道具の一つで丸太からとれる角材の寸法が測れたり、尺寸で測れる優れものですが使いません。

巻き尺

セルフロックのタイプが安全で使いやすいです。
測る方法は2通りあって、外側を測る場合と内側を測る場合の誤差をなくす工夫が先端にあります。
先端の厚みが1ミリで、測定する方向に1ミリずれるようになっています。
これを「ゼロ起点補正」というそうです。
この部分がガタガタするのは不良品ではありません。ご注意ください。
内側で測る(先端をひっかける)
外側で測る(先端を押し当てる)
万一落としたり、ぶつけたりすると精度が狂ってしまうので注意してくださいね。

ノギス

実は0.05mmまで測れる優れものです。
10の目盛りと0.05mmゲージの0が揃っているので、10.0mm
 
まず10ミリを読んで、次に0.05mmゲージの目盛りと上の目盛りが揃っているところの
0.05mmゲージの値を読みます。
10と11の間で、32と0.05mmゲージが揃っているので10.55mmです。
 
  1. 厚みを測る(外寸)
もっともふつうの測り方ですが、へこんでいる部分で測ると測定値が狂うので注意してください。
  1. 厚みを測る(内寸)
目盛りの上側がとがっているので、まるで凶器のようですがここで内寸が測れます。
刺さったりしないよう気を付けてくださいね。
  1. 深さを測る
測っていると下の部分がひょこっと出てきます。
実はここで深さとか段差を測ることができます。

ダイヤルシックネスゲージ

測る前にハンドルレバーを握り上のダイヤルを回して0を合わせてから測定します。
一目盛りが0.01㎜なので、「10」の目盛りが0.1㎜になります。
よく似たものでマイクロメータがありますが実は別物です。(測定は可能)
金属パーツなどの固いものを測るのに適しています。

最後に一言

必ず〄JIS規格適合マークが入っている測定具を使ってくださいね。

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