空間を彩る 店舗BGMの効果

こんにちは。豊栄産業SP事業部 東京支社総合企画部の越川です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。
 
2月も後半に入りました。日中暖かくなるとホッとしますが朝晩はまだまだ寒いので、体調管理は必須ですね。桜の開花予想も発表になり春の訪れが待ち遠しいです。
 
先日、スーパーマーケットで流れているBGMが、私たちの消費行動に大きく影響しているという事実を知りました!無意識にコントロールされているという驚きと、「なるほど!」と素直に納得してしまうセールスプロモーションの世界。今回は視覚に訴えるディスプレイや販促什器から離れ、聴覚を刺激して売り上げに変化を起こす店舗BGMについて探っていきます。
 
一般的にBGMは、公共施設や商業施設といった生活空間に於いて、その場に合った雰囲気を演出する音楽として認識されています。心地良いBGMの下では意識も邪魔されず、気付いたら時間が経っていたという経験もあります。

店舗BGMのしかけ

私が日頃から良く利用するスーパーマーケットで耳にするのは、歌謡曲などのスタンダードな音楽です。誰もが知っている楽曲であるため顧客を選ばないので、ターゲット層が広い業態向きと言えそうです。
 
店舗BGMはイージーリスニングと言われるようなジャンルにアレンジされていると、生活に密着した気軽で寛いだ雰囲気となります。と同時に、音数が少なく、少しチープな印象も受けますね。
しかしそのチープな印象のBGMが売り場で流れだすと私たちは並べられた商品の価格を「安い」と感じ、思わず手に取り、購買を決定する事になります。
 
スーパーマーケットでは世代を問わず広く知られた楽曲が効果的ですが、顧客の好みのBGMが流れている方が売り場での滞在時間が長くなり、購買の合計金額も上がる傾向にあります。
滞在時間が増えた事でもともと予定になかった商品との出会いがあったりと、顧客が選択する商品にも影響が出てきます。

BGMの速度と店内滞在時間

アパレルショップのように具体的な顧客層がある店舗では、BGMによる様々な効果が得られます。
顧客が好む選曲に加えて速いテンポのBGMよりも遅いテンポのBGMを流す方が、店内を見てまわる移動速度が遅くなりより多くの商品を手に取ってもらう事ができます。その結果、顧客の心理が誘導され購買へとつながります。

レストランではBGMの使い分けが効果的です。お店の回転率を上げたいランチタイムはテンポの速いBGM。その他の時間帯は、ゆったりテンポのBGMで利用客が寛げる空間を提供できます。

曲調によって様々な効果も

比較的高額な商品を扱うような店舗では、クラシック音楽のような落ち着いた印象のBGMにする事で
店内はより贅沢な雰囲気に仕上がります。売り場のイメージに合ったBGMの効果で高い商品も売れるようになるのです。
 
私たちの心理状態は聞こえてくる音によって大きく左右され、メジャーコードやテンポの速い音楽を聴くと気分が高揚します。一方、マイナーコードやテンポの遅い音楽を聴いた時は気分が消沈します。落ち込んだ気分の時には高い金額の商品を選択し、浪費しやすい傾向にあります。
BGMの効果で居心地の良いお店だったという印象が残れば、リピーターとして今後も訪れてくれる顧客が増えていきます。お店のイメージアップや他社との差別化のために空間の雰囲気を一気に変えてくれるBGMを有効活用してみませんか。

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