設計のヒントその9ー③ 多角形をたたむ

こんにちは。豊栄産業東京支社 総合企画部の池田です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。

今回も図面作成についてお話したいと思います。
熟練者がごく自然に行っている事が
初心者から見るとよくわからない。そういうことありますよね。
設計も同じで設計初心者は熟練設計者がどのように図面を書いているのかすぐに理解出来ません。
そもそもなんて聞いたらいいか解らないこともあります。

そんな小さな悩みが解決できればと、思いつくまま連載していこうかと思います。
そんなの知ってるよという方は参考程度に見てみてくださいね。

多角形のたたみ方

前回は四角形に捨て罫を加えてたたむ方法を簡単に説明をしました。
今回は多角形に捨て罫を加えてたたむ方法を紹介します。

六角形のたたみ方

【断面図】
捨て罫を追加しなくても内折れ・外折れが可能です。

【展開図】

外折れできます。
内折れさせるとコンパクトに折りたためます。

五角形のたたみ方

【断面図】
このままではたためない形状でなので、
捨て罫を追加してたためるようにします。

【展開図】

赤い三角の位置に捨て罫を加えます。
下の罫線から捨て罫の位置までの距離が左右共に同じになる事がたためる条件です。
左側が60+60+30=150、
右側も60+60+30=150で同じです。
捨て罫を加えた展開図です。
外折れできます。
同じ位置の捨て罫で内折れさせるとコンパクトに折りたためます。
赤い三角の位置に捨て罫を加えます。
捨て罫から捨て罫の位置までの距離が上下共に同じになる事がたためる条件です。
上側が45+60+45=150、
下側も15+60+60+15=150で同じです。
捨て罫を加えた展開図です。
外折れできます。
外折れの場合外折れ用の捨て罫なので、内折れすることはできません。
多角形の場合、角の数が偶数の時は捨て罫が不要で、奇数の時は捨て罫が必要となります。
次回は捨て罫を使った半円形と円形のたたみ方を紹介します。

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