設計のヒントその9ー④ 半円・円形をたたむ

こんにちは。豊栄産業東京支社 総合企画部の池田です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。

今回も図面作成についてお話したいと思います。
熟練者がごく自然に行っている事が
初心者から見るとよくわからない。そういうことありますよね。
設計も同じで設計初心者は熟練設計者がどのように図面を書いているのかすぐに理解出来ません。
そもそもなんて聞いたらいいか解らないこともあります。

そんな小さな悩みが解決できればと、思いつくまま連載していこうかと思います。
そんなの知ってるよという方は参考程度に見てみてくださいね。

半円・円形形状のたたみ方

前回は多角形に捨て罫を加えてたたむ方法を簡単に説明をしました。
今回は半円・円形に捨て罫を加えてたたむ方法を紹介します。

半円形のたたみ方

【断面図】
このままではたためない形状でなので、捨て罫を追加してたためるようにします。
円弧の長さは157で

【展開図】

赤い三角の位置に捨て罫を加えます。捨て罫から捨て罫の位置までの距離が上下共に同じになることがたためる条件です。
上側が14.25+100+14.25=128.5、
下側も128.5で同じです。

捨て罫を加えた展開図です。
外折れ用の捨て罫なので、内折れすることはできません。

円形のたたみ方

【断面図】
このままではたためない形状でなので、捨て罫を追加してたためるようにします。

【展開図】

赤い三角の位置に捨て罫を加えます。捨て罫から捨て罫の位置までの距離が上下共に同じになることがたためる条件です。
上側が157、下側も157で同じです。
捨て罫を加えた展開図です。
外折れ用の捨て罫なので、内折れすることはできません。
他の形状でたたみたいことがあるかと思います。
工夫すれば何とかたためる形状も多いかと思います。
でも、無理なものは無理なのであきらめも肝心ですかね。
 
さて、次は何を取り上げるかなぁ・・・

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