GX推進法｜GX推進法とは？SDGsとの関係は？脱炭素に向けての動きは？

こんにちは、豊栄産業の小宮です。以前のブログ「SDGsとアクションプラン」で少しだけ触れたGX推進法について調べてみました。

前回の記事はコチラ↓
■SDGsアクションプランとは？｜重点事項である5つのPとは？簡単解説

GX(グリーントランスフォーメーション）推進法とは

2050年の温暖化ガス排出の実質ゼロの実現に向け、政府の脱炭素戦略を盛り込んだ法律のことです。2023年5月に成立しました。

10年間で官民あわせて150兆円を超える脱炭素投資を進め、国内企業の競争力強化や経済成長を目指しています。150兆円のうち20兆円を政府が支援し、残りの130兆円は民間の投資を見込んでいます。

政府による主な支援分野

20兆円の政府支援については、財源の調達でGX経済移行債を発行することになっており、13兆円分については次の通り大まかな投資配分を決めています。

水素・・3兆円

鉄鋼化学・・1.3兆円

再生エネルギー・・1兆円

くらし・・2兆円

この中で「くらし」だけ漠然としていて分かり難いですが、EV、PHV、FCVの導入支援や省エネ対策として断熱窓、高効率給湯器導入などを想定しているようです。

エネルギーとの関係

日本は石油やLNG（液化天然ガス）といったエネルギー資源のほぼ全量を輸入に頼っています。エネルギー調達コストが産業競争力を大きく左右する中、次世代の脱炭素燃料としての水素や再生エネルギーに政府としても力を入れていくようです。

カーボンプライシングとの関係

カーボンプライシングとは、炭素排出企業にコスト負担を求め、排出者の行動を変容させる政策手法です。
カーボンニュートラルと経済成長の両方を実現するために導入が検討されてきました。環境への対策は大きな課題ですが、経済成長を犠牲にせずに環境問題を解決するために考えられています。

世界各国でも同じような考え方で近年取り組みが加速しています。日本ではこのカーボンプライシングをGX債返済の原資にする計画のようです。

SDGsとGX推進

SDGsとGX推進はどちらも持続可能な社会の実現を目指しているため、以下のように非常に密接な関係にあります。

環境負荷の削減・・SDG 13（気候変動対策）

エネルギーの持続可能な利用・・SDG 7（クリーンエネルギー）

資源の効率的な利用・・SDG 12（つくる責任、つかう責任）

持続可能な産業と技術革新・・SDG 9（産業、イノベーション、インフラ）

再生エネルギーの利用や省エネやなどは多くの企業で取り組むことができると思います。当社でも太陽光発電や全館LED化は10年以上前から取り組んでいます。

インクジェット製品をはじめとして環境にやさしい製品も多数開発していますので、もっと環境問題に取り組みたいと考えておられる企業様がいらっしゃいましたら、是非ご相談下さい。

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計～製造納品、売場ディスプレイ・販促什器の設計～製造納品、ダンボール家具やおもちゃの通信販売、インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
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