設計のヒント その4 10ミリ間隔で揃えたい

こんにちは。豊栄産業東京支社 総合企画部の池田です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。

今回も図面作成についてお話したいと思います。
熟練者がごく自然に行っている事が
初心者か見るとよくわからない。そういうことありますよね。
設計も同じで設計初心者は熟練設計者がどのように図面を書いているのかすぐに理解出来ません。
そもそもなんて聞いたらいいか解らないこともあります。

そんな小さな悩みが解決できればと、思いつくまま連載していこうかと思います。
そんなの知ってるよという方は参考程度に見てみてくださいね。

今回は等間隔で配置する方法を紹介します。

複数のパーツを面付するとき、等間隔で配置する方法を紹介します。
少しでも無駄なく詰め込みたいが、印刷の塗足しの関係で6ミリ以上間隔をあける必要があります。
単純な形状で同じ形、同じ大きさなら簡単に配置できますが、そうでないときは苦戦しがちです。

3つの図形を10ミリ間隔で並べたい。

100ミリx200ミリの長方形と直径100ミリの円、直径40ミリの円を10ミリ間隔で並べます。
すでに長方形と大きいほうの円は並んでいるところから説明します。
ここに40ミリの円を10ミリ空けて配置します。

補助線を引く

① 長方形の右側に空けたい間隔の10ミリの平行線を引きます。
② その隣に小さい円の半径と同じ20ミリの平行線を引きます。
③ 大きい円の半径に10ミリ加えた60ミリの同心円を引きます。
④ さらに小さい円の半径を加えた80ミリの同心円を引きます。
⑤ ②と4の交点に小さい円の中心を移動します。
小さいほうの円を移動し、補助線を消したら完了です。

測って検証

ちゃんとできているか必ず確認してましょう。
10ミリ間隔で配置することができました。
これは簡単な例ですが、同様に補助線などを駆使して配置することができると思います。
中にはとてつもなく難しい形状のものもあるかもしれません。
これ以外にもいろいろ書き方があると思います。楽しみながら作図してくださいね。
 
さて、次は何を取り上げるかなぁ・・・

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