設計のヒント その6 紙足の機構でフックバーに掛ける

こんにちは。豊栄産業東京支社 総合企画部の池田です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。

今回も図面作成についてお話したいと思います。
熟練者がごく自然に行っている事が
初心者か見るとよくわからない。そういうことありますよね。
設計も同じで設計初心者は熟練設計者がどのように図面を書いているのかすぐに理解出来ません。
そもそもなんて聞いたらいいか解らないこともあります。

そんな小さな悩みが解決できればと、思いつくまま連載していこうかと思います。
そんなの知ってるよという方は参考程度に見てみてくださいね。

ボックス型のパネル背面に紙足と同じ機構でフックバーに掛けられます

図面は横900ミリ、縦300ミリ、厚み26ミリのボックス型のパネルです。
このボックスをフックバーに掛けるために、上部に紙足と同じ機構を4つ加えました。
下の面が訴求面になるのですが、構造の都合で上下が逆になるので要注意ですね。
上のベロを下のスリットに差し込みんでスリーブ状にします。
次に左右を折りこんで蓋にして、外れないようにロックします。
箱になったら背面のフックを組み立てます。
丸穴に指を入れてフックを手前に開きます。
受けパーツを下から起こしてフックに固定します。
一度に開いて固定は難しいので、実際にはフックを一つずつ開いて固定を繰り返して組み立てます。
 フックをフックバーに掛けます。
パネル自体が重くないことが大事ですが、結構いい感じに掛けられました。
フックバーの厚みに合わせて設計するのがミソです。
あまり攻めすぎると掛けにくかったり、壊れやすくなるので要注意です。
巾が900ミリなのでフックを4つ付けましたが、巾に合わせて数を調整してください。
以上、フック付きボックスパネルの紹介でした。
 
さて、次は何を取り上げるかなぁ・・・

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