罫線割れ(紙割れ)とは

こんにちは!豊栄産業SP事業部の小林です。
 
最近暖かくなってきましたね!そろそろ衣替えしようかと考える今日この頃です(←気が早い)
本号については罫線割れについてご紹介致します。
 
板紙・段ボールの曲げ加工に伴う発生するリスク「罫線割れ」です。(罫線とは折り筋のことです。)厚みのある印刷物に折り加工を加える際、折り目の部分がひび割れを起こしインクが剥がれてしまう現象を指します。
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 紙は特性上、水分が少ない程硬くなります。硬くなると伸縮性がなくなってしまいその結果罫割れが発生しやすくなります。特に冬の季節は、低温・低湿度の影響で紙の水分が抜けてしまい発生しやすくなります。
 
フロア什器作成においては、90度、180度折り曲げ加工が随所に見られ構成されています。
下画像はフロア什器の画像です。什器側面、背面、棚の折り返し、仕切などにも採用されています!
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 リスク回避については資材の取り扱いに気を配ることは非常に大事です。しかしながら、各加工ごと及び加工までの資材管理を徹底していても、季節や気候の関係で発生し易い側面があります。

一番のリスク回避については印刷後の表面加工をPP加工(ラミネート加工)にすることです。
PP加工におけるフィルムの接着は柔軟性があり、紙を表面からコーティング保護します。したがって罫割れは起こり難くなります。

表面加工については以前ブログでも掲載しておりますのでそちらも参照下さい
表面加工の基礎知識 パート2 https://howay.com/wp/sp/1495/
 
 市場にでまわっている什器・POPは多種多様です。リサイクル考慮や食品向けの商品であれば表面加工はニス・ビニール引きが多いですし、長期使用、強度を持たす側面が強ければPP加工を施していたりと色々あります。お客様の用途や予算に合わせて判断して頂くのが良いかと思われます。ご参考になりましたら幸いです。

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