古紙から段ボール・続くリサイクルの輪

古紙から段ボール続くリサイクルの輪
皆さんこんにちは!豊栄産業㈱久保田です!
皆さんリサイクルと言われると想像しますか?
代表的なものでは、使用済みの牛乳パックをトイレットペーパーにしたり、使用済みの瓶を溶かして新しい瓶が作れたりしますね。
弊社で扱っている段ボールもその一つです!

段ボールは、古紙から作られるリサイクル素材です。
今回は、古紙から段ボールがどのようにして生産されるのか、その工程を紹介いたします。

①. 収集と仕分け

最初の工程は、古紙の収集と仕分けです。市民からの回収や企業からの廃棄物、またはリサイクル工場からの供給など、様々な経路から古紙が集められます。
ゴミ収集車と作業員の方がゴミを運んでいる様子
集められた古紙は「ベーラー」と呼ばれる機械で圧縮・梱包されベールになります。
ベールは重さが約1tあります。それらをトラックに乗せ製紙工場に持ち込みます。

とある製紙工場ではベールが1日400個(400t分)持ち込まれることもあるそうです。
実際の古紙ベールの写真
実際の古紙ベールの画像

②. 破砕と洗浄

持ち込まれた古紙は「パルパー」と呼ばれる巨大なミキサーで水と混ぜられながら大きなゴミを取り除きます。

次に「クリーナー」「スクリーン」と呼ばれる機械に通し、細かいゴミ・不純物を取り除き、古紙パルプの完成です。
ミキサー

③. 混合と薬品添加

古紙パルプは、「リファイナー」と呼ばれる機械で叩き解され水に馴染みやすくします。
次に紙の強度や吸水を調整するため、古紙パルプ以外のパルプ・薬品と混ぜ紙料にします。
研究員が薬剤を調合している様子

④. 抄紙

紙料を水と混ぜ希釈した後、 ワイヤと呼ばれる網の上に均等に広げ水分を落とします。
その後ロールでプレスを行って搾水をおこない、熱を加えて水分を飛ばします。
パルプ工場

⑤. 検査と出荷

抄きあがった紙を検査し通過すれば段ボール原紙の完成で、各コルゲータメーカーに出荷されます。
チェックシートにチェックを入れている様子

⑥. 段ボール原紙から段ボールシート・ケースへ

入荷した段ボール原紙を「コルゲータ」と呼ばれる機械で貼り合わせ、段ボールシートの完成です。
段ボールは「まっすぐ」・「なみなみ」・「まっすぐ」の3つのシートで構成されているので、1枚のシートを作るために、原紙が3本必要になります。

ここから様々な加工が施され、段ボールケースとなりお客様の元へ届いております。
段ボール箱が積みあがった様子

古紙から段ボールへ、続くリサイクルの輪

そうしてお客様のお手元に届いた後、使い終わった段ボールが古紙として廃棄され①の工程に進みます。
こうしたサイクルを永遠に繰り返せるのが段ボールの大きなメリットになります。
 
環境問題を気にされている方、会社で新たにSDGsに取り組もうとされている会社様、今ある梱包資材を段ボールに変えることを検討されてみてはいかがでしょうか。

その他リサイクルに関する記事はこちらになります↓
リサイクルについて調べてみた
古紙、紙のリサイクルについて
 
最後まで読んでくださりありがとうございました!!!

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品ダンボール家具やおもちゃの通信販売インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
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