【インクジェットメディア】「粘着剤層・のり」のご紹介!どんな種類があるの?選び方は?

インクジェットメディア紹介
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本記事においてはインクジェットメディアの粘着剤「のり」について代表的なものをご紹介したいと思います。
糊付きメディアを剥離紙から剥がしている様子

製品構造

インクジェットシートは基本的に3層から構成されます。
表から
1層目 基材(印刷面):塩化ビニル樹脂(PVC) 
2層目 粘着剤層(のり): アクリル樹脂組成物  
3層目 セパレータ:両面ポリラミ紙
インクジェットメディアの構造の図解
メーカーや材質によって厚みは変わるため、上図は参考数値となります。

製作においては1層目の表層に印刷を施し、その上にラミネートをかけて仕上げます。
貼りたい素材に対し、セパレータを剥がして粘着剤層(のり)と接合させて圧着させます。
 
次に種類についてです。

強粘着

世の中に一番出回っている一般的な粘着剤になります。
剥がれないことが重要で、色はグレイが多いものになります。
グレイの色は下地に貼り付けた際、下地の色を拾って印刷面に影響がでにくい効果があるためです。
ほかにも用途に応じて透明粘着剤もあります。

エアーフリー

シールを貼る時に空気が入ってしまい、しわがよってしまったり上手く貼れなかったことはないですか?
エアーフリーは粘着面に溝があり気泡が抜けやすく、簡単に貼り易いシートになります。
ラベル・シール・ステッカーの分野では多く流通されています。
注意点として水貼りは不可、空気抜けの溝に水が残りやすく、トラブルの原因となります。

再剥離

再剥離は一般的に「貼り付け後、糊残りが無くきれいに剥がせる粘着シート」を指します。
一時的に貼りつける場合、後で剥がす必要がある場合などにおすすめです。
糊残りせずに剥がすことができるので、下地を汚しにくく傷つけにくいのが特徴です。

よくある勘違いで、再剥離とは「何度も貼ったり剥がしたりできる」と誤解される事があります。
「再剥離」はあくまでも「再び、きれいに剥がせる」という意味になります。

のりの種類は色々!種類に困ったときは、製品の用途をご相談ください!

粘着剤「のり」にも色々ありますね。
用途や状況に応じて粘着剤の選定も重要と改めて感じます。
いかがでしたでしょうか?ご参考になりましたら幸いです。

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