段ボールシートの見積方法|段ボールケースメーカー直伝!計算方法をご紹介

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こんにちは!
豊栄産業の船橋です!

今回は豊栄産業がメインで扱っている外装箱の段ボールシート代の見積方法について説明させてもらいます。
※全ての会社さんが同じではありません。あくまで豊栄産業のローカル方法です。。。

●見積する時に必要なことは

①シートを作る時のルールを理解する
②材料の大きさ(平米)を計算する
③大きさ(平米)に平米単価をかける
 
この3点がわかっていれば材料代は簡単にできちゃいます。
それでは実際に下記図面Ⅰを見積してみましょう!

①シートを作る時のルールを理解する

豊栄産業のルールは

 

・最小サイズ:巾が950mm以上、流れは600mm以上です。
・サイズの単位:巾が50mm刻みで1800mmまで、流れが1mm刻みで3000mmまで(一部材質により変わります)
・最小ロット:流れ30m以上(特殊シートは変わります)

になります。

②材料の大きさ(平米)を計算する

先に答えからお伝えすると今回のシートの計算方法は
 
巾1.1mx流れ0.9m=0.99㎡ です。
 
巾のサイズは350mmは最小サイズに満たないので3枚上に並べて最小サイズ以上にします。(下記図面Ⅱ)

350mmx3=1050mm 

 

1.05mでは無く1.1mのサイズになっているのには理由ですが、巾はシートを作る際にミミズレという
下記画像(矢印)のような裏ライナーが飛び出てる状態となります。
ミミズレ
ほとんどの場合、ミミズレはカットします。カットするのに14mm必要なので1.1mとなります。
 
流れのサイズは最小サイズの600mm以上なので0.9mのままで大丈夫です。

③大きさ(平米)に平米単価をかける

平米単価というのはシートの材質によって変わります。
もちろん重たい、分厚い材料のほうが単価は上がります。

さすがに豊栄産業の本来の単価を皆様に暴露する訳にはいけないので分かり易く今回の平米単価は
500円(仮)とさせてもらいます。本来はそんなに高く無いのでご安心下さい!!
 
0.99㎡x500円(仮)=495円(仮)
 
巾1.1m流れ0.9mのシートの金額は495円(仮)となりました。
 
最後に巾のほうは3枚上に並べたので495円(仮)÷3=165円(仮)となります。
なので図面の巾350mx流れ900mのシート代は165円(仮)となります。
 
もちろんここにシート以外の機械に流す工賃や運送コストがプラスされ値段が上がっていきます。
 
長々と見積方法を説明させてもらいましたが見積なんて面倒くさい事は我が豊栄産業の営業にお任せ下さい!
ただ単に見積もりするのではなくしっかり提案させて頂き、お客様に喜んでもらえるよう対応します。
 

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品ダンボール家具やおもちゃの通信販売インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
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