検品にかかせない計量器

おはようございます。
SP事業部営業の船橋です!

来月12月にふたご座流星群が見えるようです。ニュースによると1時間に55個見えるとのこと…☆
願い事考えとかなくっちゃ……
晴れるといいですね!
 
さて、今回はSP事業のセット加工で欠かせない重量検品で使用する計量器についてお話ししようと思います。

重量検品するのが当たり前!?

私がSPの仕事にかかわるようになって12年~13年が経ちました。

協力会社さんに製品のセット加工をお願いし、梱包作業が完了して中身に漏れまたは入れ間違いが無いかを検品する為に重量検品をしてもらいます。

今まで色々なセット加工会社さんとお仕事をやってきました。10年ほど前は『計量器お持ちですか?』と質問させてもらいましたが、現在は『どのような計量器をお持ちですか?』という質問に変わりました。この約10年で品質向上をより求められて意識が高まった結果かなと感じています。

会社さんによっては計量器のメーカーさんとコラボしてオリジナルのスペックで購入しています。やはり重量検品というのは商品を正しく、正確に世の中に出す為、必要不可欠な検品になっています。

どんな計量器があるの?必要なの?

 
セット加工会社さんでは計る事ができる+αの機能がたくさんついてます。少しではありますが機能の紹介とその機能のありがたみをまとめてみました。


■PCと繋いで品名、日時、計測結果がデータ化できる
案件ごとにデータ化できる事によって作業後または後日、計測結果を振り返りたいとなった時に確認できます。

または検査時間も具体的に残すことができるので作業ペースの確認、検証ができます。
嫌な話ですが過不足などの連絡がお客様より合った場合、検品結果を見返す事ができます。

 

■計測結果のOK、NGを設定して音で結果を知らせるまたはランプの色で結果を知らせる
重量がデジタルで出てくるだけでは見間違い、見落としが発生する事があります。
確認しているのは人間なので……。検品結果がおかしい時には漏れる事無く再確認ができます。

■計測結果のカウント表示
立ち会い時に予定通り作業が進んでいるかの確認、または作業完了の予測を立てるの役立つ機能です。
わざわざパレットにできあがりが何ケースあるのか数えなくていいので便利な機能になります。

■計測結果表示部分と箱を乗せる部分が分かれている
豊栄産業社内の計量器や自宅の体重計、または昔学校の保健室にあった体重計のような、「計測結果の表字部分が箱を乗せる部分と一体型」の測定器の場合、大きい箱が載せる事ができなかったり、箱を載せても表字部分が隠れてしまう事があります。分かれていたら非常に使い易いです。

 

食品関係や医薬品関係などもっと色々な機能があると思いますが、SP事業の重量検品では上記の機能があれば十分に安心できる機器スペックです。
ちなみに豊栄産業、社内事務所にある計量器はこのような機器です。。。
社内で本格的な作業、検品をすることが無いので本当に重量を量れたらいいような計量器ですね。。
 

ただ計量するだけでは駄目

チェックシートにチェックを入れている様子
先ほど紹介した色々な機能付きの計量器を使って重量検品をしてもただ箱を載せてるだけは意味がありません。

案件ごと、細かく言えば加工日ごとにしっかり数値設定をして検品をしなくては重量検品の意味が無いといっても
過言ではないでしょう。

それでは豊栄産業の重量検品の流れを説明させてもらいます。
①1ケースの重量誤差の把握
豊栄産業がメインで扱っている段ボール、紙の販促物の場合、ケースごとに誤差は発生します。
それは段ボール、紙に含まれている水分が抜けて各パーツの重さが変わってくる為です。
フロア什器のような大きい案件は段ボールの使用量が多い為、誤差も大きくなります。
週末に作業していたケースと休み明けに再開したケースでは重量が違う事があったり、部材の保管場所の気温湿度の違いで重量が変わってくる事が多々あります。
5ケース~10ケース計って誤差が10gなのか50gなのかしっかり把握する事が大切です。
 
②各パーツの重量把握
梱包物のセット内容、各パーツの重量の把握しリスト化します。
 
③重量検品で過不足のターゲットとなるパーツの選定
軽いパーツから重さが①で把握した誤差以上ならそのパーツの過不足を重量検品で確認します。
誤差以内ならそのパーツは重量検品で確認できないので誤差以上のパーツを決めます。
誤差以内のパーツは目視検品、数取り検品または別工程での重量検品を行います。
組立説明書や取扱説明書が入る事が多いですが、A4サイズで4gほどの事が多いので取説は数取り検品、目視検品になる事がほとんどです。
誤差が初めに設定した数値で無くなればターゲットもまた変更しなくてはいけません。
 
このような感じでターゲットはどのパーツになるのか重量検品で過不足がわからないパーツはどのような検品
を行うのかをしっかり把握した上で現場担当者さんと検品体制の決定をしていきます。
計量器、重量検品について長々と説明させてもらいましたが、皆さんはこのような細かい事は理解しなくても大丈夫です。

豊栄産業の管理人員が案件ごとに正しく正確な検品体制のもと、皆さんが安心できる検品体制で
進めさせて頂きます。

何かお困りな事があればなんなりとお問い合わせ下さい。
 
宜しくお願いします!

▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲

食品、家電製品、化粧品、日用雑貨等の紙製什器、ディスプレイの

ご発注をお考えのご担当者様はこちらまでお気軽にお問い合わせ下さい!

期待以上のご提案をさせて頂きます!

ホームページはこちらから!

お電話のお問い合わせもお待ちしております!

東京:03-5820-7255

大阪:072-858-2651

    設計

    前の記事

    測る 便利なツール