ブレンダーペーパーモデルの機能で展開図を作成する(7)|斜めの面をさらに斜めにした立方体の展開

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ブレンダーペーパーモデルの機能で展開図を作成する(6):使用方法を解説!半円球の展開図

展開が面倒なのは円柱や円錐の斜めカットだけじゃないのです。
斜めの面をさらに斜めにした立方体の展開もかなり大変です。
ブレンダーのペーパーモデルで作成した展開図は厚みを無視しているので事後調整が必要です。

斜めの面をさらに斜めにした立方体の展開

とりあえずこの形状、サイズで展開してみましょう。
単純そうですが天板となる部分の角度出しが難しいのです。ブレンダーを使えば簡単に作成できます。
斜めの面をさらにさらに斜めにした立方体

オブジェクト>追加>メッシュ>平面をクリックします
平面のサイズを縦横200ミリにします。

ブレンダーの操作画面
ブレンダーの操作画面
オブジェクトモードのスケールで200角の面の緑の線をドラッグします。
ブレンダー画面
ブレンダー画面

拡大縮小のスケールYを1.5倍にして200㎜を300㎜に変更します。

ブレンダー画面

高さを200ミリにするため編集モード>面選択で黄色の+を上にドラッグします。

ブレンダー画面
ブレンダー画面
編集モード>線選択で矢印の位置の線を選択します。
青矢印を上に向かってドラッグします。
ブレンダー画面
ブレンダー画面
Zの移動値を50㎜にします。
ブレンダー画面
ブレンダー画面
編集モード>線選択で矢印の位置の線を選択します。
青矢印を上に向かってドラッグします。
ブレンダー画面
Zの移動値を50㎜にします。
ブレンダー画面
作りたい形になりました。
ブレンダー画面
斜めの面をさらにさらに斜めにした立方体
編集モード>線選択で、開く辺を指定し、右クリしてシームとしてマークする。
ブレンダー画面

Export Paper ModelをクリックしてSVGファイルをが出力します。
SVGファイルをイラレに取り込みEPS形式で書き出し、CADに取り込みます。

展開図
これにのりしろやフラップ、差込みを追加すれば変形の箱が完成します。

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