バナナの茎が優秀な紙の資源に!|バナナペーパーで地球に優しい選択を
こんにちは。SP事業部の松浦です。
アフリカ南部のザンビアで生産されているオーガニックバナナの茎を原料とした繊維に、古紙や森林認証紙を加えて作られた「バナナペーパー」を皆さんご存知でしょうか?
私は初めて聞いて気になったので、今回はバナナペーパーについて調べてみました!
日本初のフェアトレード認定紙
・フェアトレード認定紙とは
発展途上国との貿易において公正な取引(フェアトレード)の基準をクリアした用紙です。
原料の生産から輸出入、加工、製造の各工程で国際フェアトレード基準が守られていることを証明するラベルが貼られています。
バナナペーパーはSDGsの17項目全てにつながる紙として注目されています。
私たちが普段使用している紙の約90%の主原料は「木」です。
毎日約100万tも大量の紙が世界中で消費されるようになり、木の再生が追いつかず森が失われ、森に住む生き物たちの減少や生態系が壊れるなど、近年問題となっています。
もちろんその話は耳にしたことがあったのですが、その問題とバナナにどのような関係があるのかと疑問でした。
バナナの茎は貴重な紙の資源
一般的な木は10年~30年かけて再生しますが、一方でバナナは1本の茎から1度しか実が採れず、収穫時には茎も一緒に切ってしまうのですが、その茎は1年以内に再生し、また新しいバナナの実がなるそうです。
1年足らずで紙の資源を作り出す事ができるのです。
仕事内容や雇用が増えて、貧困問題も解決
バナナペーパーの誕生によりバナナの茎を採集したり、バナナペーパーの生産に携わるなど新しい仕事が生まれて、雇用も増えます。
バナナ農家の人達はバナナと茎の両方を販売することにより、収入を増やすことができ、貧困問題を解決するための取り組みの1つとして貧しい人々の教育支援や子供達の就学につながる収入源にもなっています。
私たちがこのバナナペーパーを使った製品を購入・利用することでアフリカ、ザンビアの子供達が学校へ入学する為の資金へと繋がるということを知り、自分たちでもこういった「社会問題の解決に貢献することができる」ということがとても嬉しく感じました。
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■古紙について、古紙回収に適さないモノ
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