知育段具を作ってみた Part 5 ~ビー玉迷路編~|自分でコースを変えられる!魅力的な玩具の紹介

ブログサムネイル
こんにちは!
豊栄産業なんでも設計担当の小畑です。
今日は「知育段具」ことSDGsな段ボール製知育玩具シリーズの第五弾です。今回はどんな遊びが待っているかな!?
それでは、いざスタート。

知育段具Part 1のブログ→ https://howay.com/wp/sp/4488/
知育段具Part 2のブログ→ https://howay.com/wp/sp/4856/
知育段具Part 3のブログ→ https://howay.com/wp/sp/5614/
知育段具Part 4のブログ→https://howay.com/wp/sp/10260/

紙器設計図面

図面はこんな感じです。形はイメージしやすいと思いますが、遊び方となるとどうでしょう!?
図面データ

何度でも自由にコースが作れるビー玉迷路!

今回作ったものはビー玉を転がしながらゴールを目指す段ボール迷路です。その最大の特長は何度でも自分で好きなコースに作り変えることができるということです。「でも、一体どんな方法で!?」って気になりますよね?今回のチャレンジで、まず初めに思いついたのは下記のようなものでした。。。
①キューブ並べ替え方式・・・溝の空いたキューブをトレーにはめる
②押しピン+輪ゴム方式・・・板に等間隔にピンを刺し、輪ゴムを引っ掛ける
③溝に板をはめる方式・・・溝の空いた面に突起のついた板をはめる
これらをベースに段ボール工作に落とし込むことも可能ですが、今回目指したのはオリジナリティが高いモノ!なので①②③からはとりあえず離れることにしました。

どんな特長を持たせるか!?

オリジナリティが高いということは商品としての特長が大切です。対象年齢を4、5歳~小学校高学年くらいまでと考えたとき、以下の特長を持たせることにしました。
①難易度を幅広く設定できる・・・作れる迷路のコースを多くする
②コースの組み換えが簡単・・・迷路を作る際、部材の着脱や入れ替えをなるべく回避する
③ビー玉やパーツを紛失しにくい・・・箱やトレーなど、器のなかに収まるようにする
上記を踏まえた結果、画像のような仕様となりました。
段ボール迷路
コースの替え方
トレーに7×7マスになる格子状の仕切を組み込んでその中にマス目ごとに上下動できる板を挟み、それを上に引っ張り上げた箇所のみビー玉が通過できる穴が出現するという仕組みです。以下、上記特長①②③の回収になります。
①マス目が多いので(私は)計算できないくらいのコースが作れ、ご年齢に応じた遊びが可能です!
②③仕切に挟んだ板は上に引っ張り上げても抜けない構造になっているので紛失せず、またコース組み換えもお手軽です!
③本体は段ボールのトレーになっているので、ビー玉や付属パーツ(スタートマークとゴールフラッグ)を収納できます!

ビー玉コロコロ段ボール迷路で遊ぶと!?

行き止まりを作って楽しい迷路に
スタート位置とゴールにはそれぞれのマークを挿して視認性をアップできます。
視認性を高めるフラッグ
組説の裏面には迷路用のテンプレートもプリントされているのでコース作りにご活用いただけます!
取説の裏面
知育効果抜群と言われる迷路遊びは一体どんな能力を育んでくれるのでしょうか!?一般的によく言われる主な効果としては①②③が挙げられますが、今回のアイテムは楽しく遊びながら④⑤⑥の能力を伸ばすことも期待できます。
①問題解決能力
迷路を解く過程で、試行錯誤を通じて問題解決のスキルを磨きます。
②空間認知能力
迷路の構造を理解し、道を選ぶことで、空間認知能力が向上します。
③集中力
迷路の複雑さに応じて、注意を持続させることが求められます。これにより、集中力が鍛えられます。
④計画性
コース作りが手軽にできて自分で作ったものを他の人に遊んでもらいながら、その反応を見れることは、更に難しいコース作りへの意欲へと繋がることでしょう。「トラップをどこに仕掛けて、どのように誘い込むか!?」など、コース作りを通じて計画性を育むことが期待できます!
⑤手先の器用さ
コース作りでシールドの先端を指で摘んで折れないように丁寧に上げ下げすることで、手先の器用さが向上します!
⑥バランス感覚
ビー玉を転がしながら意図したコースに進めていく中で、バランス感覚や反射神経の向上が期待できます!
 
その他、立体のマス目の中を見ながらコース全体も俯瞰することで、素早く視野を切り替える能力が育まれる!?など、他にもまだまだありそうですね!

ビー玉くんの大冒険!

実は今回開発したものは、既に弊社オリジナル商品として販売しています。
https://item.rakuten.co.jp/howay/0140-253/

今より少しでも認知度をアップさせて売上に繋げたい!という思いから、ブログ記事を兼ねてプロモーション動画も作成しました!
ご興味を持たれた方は、商品ページと合わせてご覧頂けると嬉しいです!!

今日のまとめ

いかがでしたか!?今回は知育段具シリーズ第五弾とういことで、何度でも自由にコースが作れるビー玉迷路にお付き合いいただきました。制作過程で、子供時代によく自由帳に迷路を描いて遊んでいたことを思い出しながら、楽しんで作りました。「ワクワク楽しみながら作ったものは、その思いがきっと多くに人に伝わるはず!」創り手のエゴかもしれませんね。。。
さて、今回作ったものは夏休み等の工作キットや商業施設などの親子で参加できるイベントツールとしても活躍できそうです!
軽くて安全、加工性の良い段ボール素材は子供向けアイテムとの相性もバツグンですね。このアイテムは、既に木型(抜き型)もありますので、イベント需要への量産対応も問題ありません!ご興味を持たれた方はぜひ弊社までご連絡くださいませ!
 
このように、私たちは「段ボール工作で遊びをクリエイトする!」という思いを込めて、工作ツールの開発も手掛けています。
こんなことできるかな?あれにはどれくらい費用がかかるかな?といったセールスプロモーションやパッケージ、その他様々なアイテムに関するご相談はぜひ豊栄産業まで、よろしくお願いします!

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品ダンボール家具やおもちゃの通信販売インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
お困りごとはぜひ豊栄産業までお問い合わせください。

各種ECサイトにて、ダンボール家具・おもちゃ・帳票保存箱などを販売中!

■豊栄産業株式会社
https://www.howay.com/
本社工場
〒573-0136 大阪府枚方市春日西町2-27-28 
TEL 072-858-2651
FAX 072-858-7803

東京工房
〒111-0054 東京都台東区鳥越2-7-4 ヘブン鳥越1F
TEL 03-5820-7255
FAX 03-5820-7256