コールドフォイル加工(印刷)について

こんにちは!
豊栄産業SP事業部 東京支社の小林です。
 
以前、箔押し加工についての記事を書かせて頂きました。
箔押しといえばポイントで小さく箔版を乗せるイメージですが、
もっと大きな面積をキラキラさせたい!といった際に優れているのがコールドフォイルになります。
本号ではアクセントを付ける印刷加工、コールドフォイルについてご紹介致します。

コールドフォイルの特徴

広範囲にわたって箔押し(ホットスタンプ)のような効果が得られるUV印刷方法です。
箔押しはコスト・工程のからみから、サイズや再現内容に制約が多々あります。
なので実際に作成しょうとするとサイズがどうしても小さくなってしまう側面がございます。
その点コールドフォイルは基本的に通常印刷と同じ考え方なので、面積に制約がありません。
また見当合わせの精度も印刷並みに高く、従来の箔押し加工では表現出来なかった網点によるグラデーションや微細な線・文字でも表現が可能となります。

マシンスペックによりますが、紙に対する有効サイズはL判半裁(550x800)~K全判(650x900)の加工が可能となります。またコールドフォイルは別名インラインフォイラーとも呼ばれています。
 
下画像は以前作成したフロア什器の看板と訴求パーツをコールドフォイル作成した際の印刷紙です。
全面ゴールドに白を基調としてデザインとなっています。

コールドフォイルってどんな印刷加工?

従来の箔押しは印刷後、ハンコを押すように熱と圧力で後加工を行います。
そのため、箔を紙に圧着させるゆえに印刷物には凹みが生じます。
一方コールドフォイルは熱と圧力を使わず、糊を使って箔を紙に定着させます。
凹凸の起伏を出さずに仕上げることが可能となるのが大きな利点と言えるでしょう。
印刷の加工については下記の流れで1パスで実施されます。
 
1.接着剤を印刷
  加工を施す紙に対して該当箇所へ糊を印刷
 
2.箔の圧着
  糊が印刷された部分に箔を転写
 
3.通常印刷
  オフセット印刷
 
4.硬化と定着
  UV照射による糊とインキの硬化と定着
 
箔押しの工程については印刷・箔押しと2工程に対し、コールドフォイルは1工程。
印刷過程で箔加工が出来て作業効率が良、別名インラインフォイラーも読んで字のごとくですね!

印刷の再現性

箔の上にカラー印刷が可能なことがコールドフォイル最大の特徴です。
一般的な金や銀等の単純な色だけではなく様々な色表現が出来、グラデーション表現も可能です。
箔押しのように型を作る必要がないので、細い線や紋様、微細な表現を作り出すことが出来ます。

どういった用途に多い?

商品パッケージの印刷、ゲームソフト、たばこ、医薬品、食品など様々な商品に使われています。
書籍も同様です。カバーに箔押しをする書籍で書店で本を手に取るとよく確認出来ます。
POPやポスター、カタログ、商品カード、チケットなどにも普及。
やはり差別化においてはプレミアム商品・商材に使用されているようです。
店頭POPにも多くはないですが使われています。弊社にも実績がございますよ!

関連する加工・疑似エンボス

2種類のニス(はじきニスとUVコートニス)を使って、印刷表面につるつる面とざらざら面を付ける手法です。凹凸の立体感を付ける、誇張したいデザインに変化を付ける等、様々な表現を行うことが出来ます。
印刷機械のに2種xニスのユニットから成る製作で、こちらも1工程で作成が可能です。
 
いかがでしたでしょうか。記事を読んで参考になりましたら幸いです。
ご検討の際はお気軽にお問合せください!
 

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