超耐光インキのご紹介

こんにちは東京支社の小林です。
今回お客様から超耐光インキを使用したお仕事を頂きました。
その中でいろいろと勉強になったこともありましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。

なぜ色褪せるの・・・

皆様も目にしたことがあるかと思いますが、ポスター・販促ディスプレイ・パッケージなどで色褪せしたものを見た経験があるかと思います。色褪せすると商品自体の印象も悪くなります。
 
色褪せは太陽による紫外線や、店内の蛍光灯からでる紫外線が原因となります。
カラー印刷は、CMYK(左からC=シアン(水色)・M=マゼンタ(赤)・Y=イエロー(黄)・K=ブラック(黒)の4色で表現されています。

このうち、特にマゼンタ・イエローのインキが紫外線に弱く色褪せてしてしまいます。
簡単に言えば、マゼンタとイエローが色落ちしなければ色褪せはないと言うことです。

超耐光インキとは・・・

インキを入手するメーカーによって基準値は違います。

私が使用したインキメーカーは、直接紫外線をあて続けた結果下記のような基準値が
出たそうです。
 
通常インキの場合 ・・・24時間まで色褪せしない
超耐光インキの場合・・・300時間以上色褪せしない
※あくまでも環境・天気・紫外線の強さによっても変わってくるので参考程度でお願いします。
 
価格に関しては通常インキの1.5~2倍と思っていて頂ければと思います。

超耐光インキの注意点

私が今回依頼を受けたのは、濃度が濃い赤色でした。
こんな感じの色です。
色見本イメージ
特に気にしていなかったのですが、ここで大きな落とし穴がありました。
超耐光インキのマゼンタ・イエローは、通常インキよりも濃度が薄かったのです。
データなりで校正をあげると・・・・
こんな感じでした。
超耐光インキ 初校
超耐光(耐光)インキの色校正は通常データなりで初校をあげ、色見本に近づけていくらしいです。
ここで色見本イメージの色味まで近づけることは出来ても、ピッタリ合わすことが出来ないと気づかされました。

マゼンタ・イエローの濃度が基本的に足りないからです。

 

少しでも近づけるように2校目・3校目と進んでいきました・・・。
最終的には協力会社様の努力もあり、何とかギリギリまで近づけることが出来ました。
超耐光インキ 最終校正
耐光インキ・超耐光インキを使用する場合、最低でも2校目まで予定しておくことをお勧めします。

また、マゼンタ・イエローを主として色調整する(特に濃い色)場合は、十二分注意して進めていきましょう。
 
最後にインキ意外に耐光性を上げる方法は、ペットのフイルムを表面加工するだけでもかなりの効果があるそうです。(価格はかなり上がりますので予算に応じて判断下さい)
また、紫外線をカットするPP加工もあるようです。

デザインや用途に合わせてお打合せをしながら、一番ベストな方法を決めていければと思っております。お困りごとがあれば一度ご相談ください!

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