図面における線の呼称について|様々な線の呼び方を設計のプロ集団が簡単に解説!

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こんにちは!豊栄産業の小林です。
 
商品製作に伴う準備にて、製図・設計は必要不可欠となります。
弊社で試作設計をする際、NSKのArtios CADを使用して製図を行っています。
その後サンプルカッターでカット・組立確認を経て、試作提出の運びとなります。
承認頂き、ご注文となりましたら最終のチェックを経て、下版進行・抜型製作と進行します。
本号では図面における基本線についてご紹介します。

呼称について

図面データのイメージ
紙器設計の呼称については色々ありますが概ね下記が一般的です。
 
☆.名称
  → 特徴と簡単な説明
 
〈基本線〉
1.貫通刃
  → 外形などを打抜くための刃線。
    切り刃ともいいます。
 
2.罫線
  → 型押しにて入れた溝・筋のこと。
    折り曲げるラインになります。
 
3.ハーフカット
  → 紙の厚みの約半分の深さまで切り刃を入れ、折れやすくした処理
    半切りともいいます。罫線より容易に曲がります。
 
4.リード罫
  → 罫線と半切れを交互に入れて折れやすくした処理
    段ボールの目方向が折り目と同じ時、矯正したい際などに用いたりします。
 
5.ミシン刃
  → 破線状の連続した切れ込み
    用途次第になりますが追って切り取る際などに使用します。
  
 
弊社の図面ではそれぞれ下記のように色を付けています。
図面上で見てみましょう。
上画像では何種類の線が使われているでしょうか?
答えは後ほど文末でお伝えします!
この仕上げた図面をサンプルカッターでカットします。
こんな感じで仕上がりました!
 
板紙や段ボールなど、扱う素材とそれに伴う加工に対して適切な線ツールを選定し製図を行います。
反発を抑える為にリード罫を入れたり、額をしっかり出す為に2本罫を入れたりと様々です。
またジッパーやウェーブ刃など、仕様・用途に合わせて特殊な波形もご提案致します。
ちなみにパッケージの種類はご紹介した5種類全て使用しております!
 
いかがでしたでしょうか?参考になりましたら幸いです。
弊社にお任せ頂けましたらより良いご提案をさせて頂きます!どうぞ宜しくお願い致します。

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品ダンボール家具やおもちゃの通信販売インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
お困りごとはぜひ豊栄産業までお問い合わせください。

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