グラビア印刷ってどんな印刷?
こんにちは!
豊栄産業SP事業部 東京支社の小林です。
印刷の方法も色々ありますよね。色の再現性、ロット、費用などそれぞれ違いますし・・・。
印刷に携わるお仕事をしている人はまれに「グラビア」と耳にすることがあるかと思います。
ご存じの方もそうでない方も良ければお付き合い頂ければ幸いです。
グラビア印刷とは?
グラビア印刷とは、凹版印刷(おうはんいんさつ)と呼ばれる印刷方法です。
版に凹みを作ってそこにインクを流し込み、紙やフイルムに印刷をする方式となります。
この方式ではインクに厚みを持たせることができるために、高品質なカラー印刷で細かい濃淡を表現するのに優れている印刷方法となっています。
グラビア印刷はグラビア雑誌の語源だった
「芸術印刷といえばグラビア印刷」と時代の名残があります。
昭和40年代に、女性タレントを扱う雑誌が増え、写真ページは当時グラビア印刷を使用していました。
つまり、グラビア印刷で印刷された写真のページを「グラビアページ」と呼ぶようになり、そのページに載る女性のことを「グラビアアイドル」と呼ぶようになったみたいです。
なんか感慨深いですね・・・。雑誌の写真ページについては今日ではオフセットが主流となっているようです。
グラビア印刷の特徴
グラビア印刷は色の濃淡を表現するのに優れているので、写真画像の再現性の高さが一番の特徴となります。またグラビア印刷で使用される版は、耐久性に優れており、長く使用が可能。鉄やアルミによって作られた金属ロール(ベースシリンダー)が主軸です。
そのロールの表面にメッキ加工が施され、印刷する図柄になる “セル”と呼ばれる小さい凹型のくぼみをつける事によって版になります。基本的に機械は輪転機。色ごとに1つの印刷ユニットを持っており、基本4原色(C・M・Y・K)+特色。
版代がかかる
グラビア印刷に使用される版は、金属を加工して作られます。
オフセット印刷版ではアルミ板、フレキソ印刷版ではゴム材や合成樹脂が主に使用させているのですが、比較するとグラビア印刷版は金属となりますので価格が上がり、初回版代がかかってしまいます。寸法にもよりますが注意が必要となります。
- 食品包装用フィルムやビニール
- 壁紙、家具・家電製品の木目柄
- 写真集、美術書といった書籍
よく目にするものであれば、飴や菓子袋、ラーメン袋、パンの包装袋、ペットボトルのフィルム
などが挙げられますね!
全国グラビア協同組合連合会さんのサイトにわかり易い「グラビア印刷の見本」の掲載がありましたので下記URLをご紹介致します。
いかがでしたでしょうか。参考になれば幸いです。段ボールにもグラビア印刷が可能です!
グラビア印刷でご相談ごとがありましたら是非お問い合わせ下さい!
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