入稿時の注意点とは

こんにちは!豊栄産業SP事業部 東京支社の小林です。

前回、私の記事で色校正についてと量産前の確認事項(https://howay.com/wp/sp/2604/)に
ついて記載させて頂きました。今回は最終のデータ確認・色校正に付随した内容をご紹介します。

題して入稿時の注意点です!

私達は販促物製作においてお客様に品質・価格・納期にて安全・安心していただく為、ご入稿して
貰いますデータは「完全データ」でのご入稿をお願いしております。
また相違なきよう、データ確認用のカンプ(PDFデータ)も合わせてセットにて頂くようお願いしております。本記事についてはその内容を掘り下げていきます。

チェックリスト目次

1.製作ソフト
2.カラー(CMYK)
3.製作デザイン寸法
4.塗り足し
5.レイヤー分け
6.トンボ
7.アウトライン化
8.デザイン位置・向きの確認
9.データ上不要物の削除
10.オーバープリント
11.画像のリンク
12.画像データの解像度
13.確認用カンプ

1.製作アプリケーションソフト

Adobe illustrator(アドビ イラストレーター)を使用してデータを作成して下さい。
Win/Macはどちらでも問題ありません。

2.カラー(CMYK)

カラーモード
→データはCMYKへ変換してご入稿下さい。
 RGBで入稿されますと実際に出力した際、色味が大きく変わってしまう原因となります。

特色 
→ご利用の際は「スウォッチ」で分かるように表示し、直接口頭でもご指示下さい。

3.製作デザイン寸法

入稿データは仕上がりサイズ(原寸)で製作下さい。
縮小がかかっていたり想定と差違があれば、変換作業等にて予期せぬトラブルの原因となります。
弊社でサンプル作成・製図を行った際は原寸トムソン図面を共有しますので、そのトムソンデータにデザインを乗せて頂きご入稿の流れとなります。

4.塗り足し

板紙で3mm、段ボールで5mmが推奨です。
塗り足しがない場合仕上がりのカットアウトに対し、紙地の白色が出てしまう原因になります。

5.レイヤー分け

①トムソン、②トンボ、③デザイン、④その他(ご指示等の注釈etc) 
レイヤーを仕分けしてご入稿をお願いします。
弊社でサンプル作成・製図を行った際はトムソン図面を共有しますので、そのトムソンデータを固定レイヤーにして頂き、別レイヤーにデザインを乗せて頂きご入稿の流れとなります。
弊社では色校正時にデザインと合わせて支障ないかトムソンのカットアウトラインも一緒に出力します。もちろんカットアウトラインを消した状態で出力も可能です。

6.トンボ

印刷範囲・カットラインはトンボ(トリムマーク)でご指定下さい。
トンボは印刷物を制作する上で、仕上りの位置を指定したりと非常に重要なものです。
印刷・制作のミスを減らすために必ず作成してください。

7.アウトライン化

入稿データ内で使用するフォントはすべてアウトライン化するようお願いします。
アウトライン化とは、文字情報を図形情報にすることです。アウトライン化されていないと、フォントが別のフォントに置き換わったり、行間や字間等の間隔が崩れたりする原因となります。

8.デザイン位置・向きの確認

デザイン位置と向きの確認や、組み立てた際にデザインに支障がないかをご確認下さい。
よくあるのが天地が逆さま・外側と内側が逆になってしまうといったことがあったりします。
ご入稿後、弊社視点でも確認させて頂きます。

9.データ上不要物の削除

印刷に必要ないものは基本的に全て削除して下さい。
選択ツール → オブジェクト → 「余分なポイント」を削除することで、不要物の削除が出来ます。
また非表示レイヤーも印刷の対象外となります。
本データについては必要なレイヤーのみ表示してご入稿下さい。

10.オーバープリント確認

オーバープリントとは、オブジェクトの重なり部分の色に対して、下の色を抜かずに上に重ねる製版指定のひとつです。
ウインドウ → 属性 → 「塗りにオーバープリント」のチェックを解除して下さい。
このチェックが入っている状態だとプレビューと実際の印刷結果に相違が出る可能性があります。
意図がある場合はご入稿時に一報下さい。

11.画像のリンク

配置された画像は、埋め込まずに「配置(リンク)」でご入稿下さい。画像を埋め込みにすると、
ファイルサイズが大きくなります。また埋め込まれている画像は調整処理ができない為、その際は再入稿となります。

12.画像データの解像度

画像解像度推奨は基本的に350dpi が目安ですが、印刷方法や用途によって目安も変わります。
それ未満の解像度であれば都度ご相談下さい。
下画像のように解像度による画質の違いで仕上具合に大きく影響します。

13.確認用カンプ

入稿時には仕上がりカンプを必ずセットにするようお願い致しております。またその際はai 本データとカンプのファイル名を統一してください。データの場合はJPG, PDFでご入稿お願いします。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
工程を円滑に進めるために、完全データでのご入稿にご協力お願い致します!
もちろん不明点などあれば弊社で出来る限り対応致しますのでお気軽にお尋ね下さい
ご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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