設計のヒント その8 たためる?たためない?

こんにちは。豊栄産業東京支社 総合企画部の池田です。
主に段ボール製什器やディスプレイの設計と、サンプルの試作を担当しています。

今回も図面作成についてお話したいと思います。
熟練者がごく自然に行っている事が
初心者か見るとよくわからない。そういうことありますよね。
設計も同じで設計初心者は熟練設計者がどのように図面を書いているのかすぐに理解出来ません。
そもそもなんて聞いたらいいか解らないこともあります。

そんな小さな悩みが解決できればと、思いつくまま連載していこうかと思います。
そんなの知ってるよという方は参考程度に見てみてくださいね。

たためる?たためない?

前回は用途によりたたむか、たたまないかで設計内容が異なることを紹介しました。
前回は1ピースのパーツでしたが、実際には印刷サイズや抜きサイズの制約によって
2分割や4分割にして貼りつなぐ必要があります。
この時も、たたもうとする下側の寸法合計と、上側の寸法合計が同じになることが条件となります。

貼り方、繋ぎ方による判定

〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+50=100+50)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
△:たためますが望ましくない。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+50=100+50)
前側に断面が見えるのでNG。
左右反転も同じ。
△:たためますが望ましくない。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(97+47=97+47)
前側に断面が見えるのでNG。
左右反転も同じ。
✖:たためません
対角の罫線で折った場合、上下の数値が異なる。
(100+50≠94+50)
前側に断面が見えるのでNG。
左右反転も同じ。
✖:たためません
対角の罫線で折った場合、上下の数値が異なる。
(94+50≠100+50)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
△:たためますが望ましくない。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(94+50=94+50)
前側に断面が見えるのでNG。
左右反転も同じ。
〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+50=100+50)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+50=100+50)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+47=100+47)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+47=100+47)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+50=100+50)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
〇:たためます。
対角の罫線で折った場合、上下の数値が同じ。
(100+44=100+44)
前側に断面がないのでOK。
左右反転も同じ。
長方形はこんな感じでたためるか、たためないかを判断できます。
パッケージや什器の場合は正面から見て断面が見えなければ大丈夫なので、
つなぎ方を考えれば対処できますよ。
 
さて、次は何を取り上げるかなぁ・・・
(長方形以外?とか)

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