物流の「2024年問題」はSDGsが関係あるって本当?ESGとは?SDGsとESGの違いも簡単に説明!

物流2024年問題簡単解説

2024年4月1日より、物流会社の働き方改革関連法に伴い労働基準法が改正されます。
時間外労働が増えすぎないように、残業が今までのように出来ないように変更されます。

この法律改正によって、起こる様々な問題をまとめて「2024年問題」と呼んでいます。

どんな問題が起こるのか?

一見、運送会社で働く人々がより働きやすい環境になるように見えるこの施策には、現状のままでは問題が多く起こると予想されています。

具体的には…

■配送の遅延
ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり、長距離でモノが運べなくなります。

■収入減少

物流・運送業界の売上減少に伴うトラックドライバーの収入の減少なども考えられます。

といったことが挙げられます。

ドライバーの時間外労働時間の上限規制

※厚生労働省「自動車運転者の労働時間等に係る実態調査結果(概要)」をもとに作成

2024年4月1日より法改正に伴って、トラックドライバーの時間外労働は年間960時間となります。

単純に月割りで考えると時間外労働は月80時間(960時間÷12か月)となり、そこに法定労働時間と休憩時間を足していくと、労働における拘束時間は月274時間以内が目安となります。

しかし、現状トラックドライバーのうち約3割は、1か月の拘束時間が275時間以上のため、274時間以内を目安にした場合、3割以上が輸送できない可能性があります。

SDGsと働き方改革関連法

SDGsとESGは、どちらも大切ですが、意味が少し違います。
SDGsという目標達成のために、企業や団体が取り組む実際の行動がESGです。
つまり、SDGsは考え方や目標、ESGは実際の行動や活動に関連しています。
 
ESGとは
・Environmental 環境
企業の活動が自然環境に与える影響
例えば

リサイクル資材を使う、リユース商品を売ったり、使うことなど

・Social 社会
企業が人々やコミュニティに与える影響
例えば

残業の見直し、ハラスメントの防止など

・Governance ガバナンス
企業組織の運営と管理に関する要因
例えば

社内の情報の透明性、自分の利益と他者の利益や責任の平等性など

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日本独特な造語「SDGs」の本質とHOWAYでの取り組み

SDGsとESGの違い

女性の頭の上に電球が描かれて、何かひらめいたことを示唆する画像
SDGsとESGは、どちらも大切ですが、意味が少し違います。
SDGsという目標達成のために、企業や団体が取り組む実際の行動がESGです。

つまり、SDGsは考え方や目標、ESGは実際の行動や活動に関連しています。

新たな物流への理解が必要

トラックドライバーの労働環境の改善し、企業の取引が公平になり満足できる環境を作るためには

問題はでてしまいますが、みんなで協力して乗り越えることが必要だということになります。

段ボール家具のHOWAYでは、楽天やアマゾンの大型倉庫に一部の商品を預けることで、一括配送によって輸送時の負担を減らし、皆様へ素早くお届けできるように工夫しています。
 
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物流の現状をしっかり理解し、個人でも意識を変えることが出来なければ、いつでもにすぐにモノが手に入らなくなる未来がすぐ近くまで来ています。
少しでもできることを実践していけるといいですね。
 
次回は物流「2024年問題」で行われている工夫や、私たちにできることをお伝えします。

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