板紙(紙器用板紙・段ボール原紙)使用量(国内使用量):板紙と段ボールの使用量を調査!今後の動向は?
大阪のSP事業部の藤崎と申します。
主に、店頭ディスプレイやPOP等を担当しております。
前回は、紙(主に薄物)の使用量について記載させて頂きましたが、今回は板紙の使用量にして調べてみました。
紙器用板紙
紙器用板紙とは、白板紙・色板紙・新聞や古紙などを原料とするチップボールなどがあります。私たちがよく目にしているのは白板紙が多いと思います。
使用量の方は、1990年は、約235万トンの使用量でした。その後、2022年までに少しづつ減ってきており、2022年には188万トンとなっております。
段ボール原紙
板紙の使用量の大半を占めるのが、段ボール原紙となります。
1990年の使用量は、約844万トンでした。その後、多少のアップダウンがありましたが
2022年には約917万トンとなっております。
板紙の今後の動向
板紙の動向に関しては、景気に左右されることも多く、年々で上がったり下がったりを繰り返している状況です。2年連続上がったからといって翌年も上がるとは限らないのです。という訳で、今後のプラス要素とマイナス要素を調べてみました。
・プラス要素
①コロナウイルスの活動自粛があけて、人流や個人消費が回復する
➁インバウンド需要の回復により、消費が増える
③ネット通販等のECの拡大
➃脱プラスチックや、減プラスチックによる紙への移行
⑤関西に限ってですが、大阪万博の開催
・マイナス要素
①人口の減少=少子高齢化
➁世界経済の成長鈍化
③衣食住の原価高騰により、個人消費の失速
➃コロナ感染再拡大
まとめ
商品が売れれば、パッケージが増える。パッケージが増えれば、それを発送する為の段ボールケースの需要が増える。
商品が売れるということは、私たちが関わっているセールスプロモーションの予算も増える。世界情勢による値上げラッシュ、年金に対しての将来の不安等を考えると、なかなか難しい話ですが、少しでも早く景気が回復することを願っております。
豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品、売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品、ダンボール家具やおもちゃの通信販売、インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
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