紙の使用量(国内使用量):紙の使用量は増えている?減っている?カテゴリごとにご紹介

紙の使用量

紙の使用量は減少傾向にある?

大阪のSP事業部の藤崎と申します。

主に、店頭用のディスプレイやPOP等を担当しております。
※店頭用のディスプレイやPOPに関しての記事はこちら↓
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紙製什器のご紹介(展示会編)

店頭什器では、基本厚紙や段ボールを使っておりますが、今回ご紹介するのは新聞用紙・包装用紙・衛生用紙・印刷・情報用紙の紙の使用量について上げさせて頂きます。

ディスプレイでは、なかなか馴染みがない紙ですが、紙に携わる仕事をしているので少し気になり調べてみましたので、ご報告させて頂きます。

紙の種類別の傾向について

グラフが減少傾向にあることを示す図

一般的に紙といっても下記のように、いくつかの種類に分類されます。

・新聞用紙
1990年以降で、もっともピークだったのが2005年の約3760万トンの使用量がありました。そこからデジタル化が進み、更に若者の新聞離れ等も相まって、2022年には1860万トンとピーク時の半分以下まで落ち込んできております。
発達するデジタル化と人口の減少を考えると、この先も減少傾向にあるかと思います。
 
・包装用紙
1990年以降でみると、1900年がピークで約120万トンの使用量がありましたが、2022年には約68万トンまで落ち込んでいる状況です。
お中元・お歳暮の需要の減少や、最近ではエコ・SDGsの流れもあり、簡易包装が進んできているのも減少の理由ではないかと思います。また、包装用紙は紙袋にもあたりますが、こちらも有料化が進んでおりますので、こちらも減少傾向となります。
 
・衛生用紙
衛生用紙とは、トイレットペーパーや紙おむつ等の柔らかい紙質のことです。
新聞用紙・包装用紙の流れからすると、衛生用紙も出生率の減少や人口の減少を考えると減少傾向にあると考えてしまいます。
しかし、予想と反して意外にも順調に伸びてきているようです。1990年の使用量が、約138万トンで、2022年は209万トンまで伸びています。
調べてみると出生率の低下により、ベビー紙おむつは伸びが鈍っているようですが、高齢化により大人用の需要が伸びているそうです。
 
・印刷・情報用紙
印刷用紙とは、一般的に印刷会社で印刷され、印刷物をみたり読んだりすることが主要目的である紙です。また、情報用紙はコピー用紙・圧着ハガキ・感熱紙のことで、プリンターで印刷するのが特徴です。
こちらは1990年の使用量は約923万トンで、2005年まで伸びており約1199万トンまで伸びていました。しかし、そこから減少傾向にあり2022年には611万トンとなっております。
印刷用紙が減少した大きな理由としては、デジタル化の普及が上げられます。
情報用紙に関しては、ペーパーレス化に伴う減少が多いのではないかと思います。
 
次回は、板紙・段ボールの使用量の推移について調べていくたいと思います。ご興味がある方は是非、読んで頂きたいと思います。

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