ブレンダーペーパーモデルの機能で展開図を作成する(3):使用方法を解説!円柱の展開図

ブレンダーペーパーモデルで展開図を作成するその3
店頭ディスプレイ、売り場ディスプレイの構造設計を行う上で円柱や円錐を斜めにカットしたいとき、簡単に展開図を作成できないので、3DCGソフトを用いて設計する手順を紹介します。
作成方法がわかると重宝すると思いますので、是非とも習得してください。
ネット環境に山のようにある使い方の中からにペーパーモデルにのみ限定して解説いたします。

前回の記事はこちら↓
ブレンダーペーパーモデルの機能で展開図を作成する(1):使用方法を解説!初期設定編
ブレンダーペーパーモデルの機能で展開図を作成する(2):使用方法を解説!立方体の展開図

ブレンダー ペーパーモデル作成手順 その3 円柱の展開図

ブレンダーのペーパーモデル機能を使った展開図の作成手順です。
その2と被る部分は割愛しています。

円柱を画く

オブジェクト>追加>メッシュ>円柱をクリック。
ブレンダー画面
円柱を追加の半径に150ミリ、深度に600ミリを入力して、直径300ミリ、高さ600ミリの円柱を描きます。
ブレンダー画面

UV展開

オブジェクトモードを編集モードに切り替えます。
ブレンダー画面
3Dビューのシェーディングをワイヤーフレームに切り替える(右から4つ目が選択されている状態)。
ブレンダー画面
オブジェクトモードを編集モードに切り替えます。
選択モードを辺選択モードにします
ブレンダー画面
編集モード>辺選択で展開時に開きたい辺を選択(範囲選択)。
ブレンダー画面
辺コンテクストメニューからシームをマークをクリック。
ブレンダー画面
シームがマークされました。
濃いオレンジに変わった部分がマークされたシーム。
ブレンダー画面
底面の辺も同様に選択してシームをマークします。
ブレンダー画面
筒状の部分を開く辺を指定してシームとしてマークしました。
ブレンダー画面
ファイル>↑エクスポート>Paper Model (.pdf/.svg)をクリックします。
ブレンダー画面
SVGファイルのセーブ先のフォルダーを指定して、ファイル名を入力(ここでは展開図)
① フォーマットはSVGを選択
② Page SizeはUser definedを選択してPage Width、Page Heightに横寸法と縦寸法を入力
展開寸法が収まる寸法になっていないと縮小しないと展開できなくなるので大きめがベスト。
③ Scale:1/ に1を入力 収まらないときは△警告がでます。
④ Cleate Tabsにチェックを入れるとのりしろが追加されます。(チェック不要)
⑤ Cleate Numbersにチェックを入れるとのりしろと対の貼り位置に同番が示されます。(チェック不要)
⑥ SVGファイルのセーブ先のフォルダーを指定して、ファイル名を入力(ここでは展開図)
⑦ ここまでを入力、または選択してExport Paper Modelをクリックして実行します。(SVGファイルが出力される)
ブレンダー画面

SVGの変換

ペーパーモデルのSVGをイラストレータで開きます。
以降、その2と同じ手順でEPSを出力してCADに取り込みます。
 
その4では円柱斜めカットの展開方法を解説します。

次回の記事はこちら↓

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