廃液処理について|フレキソ印刷で発生する廃液の処理方法について解説!

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こんにちは、豊栄産業1課製造の豊です。

これまで、フレキソ印刷とは何か?使用するのはどのようなインクか?などいろいろな記事でご紹介・解説をさせて頂きました。

フレキソ印刷ってどんな印刷?
段ボールフレキソインキ集約に向けて:エコな未来への第一歩!
ダンボールフレキソインキの紹介:バイオマスマークとは?

フレキソ印刷をした後に、使用したロールと印版を洗浄をすると、廃液が発生するのをご存じですか?
月に多い時はドラム缶で6本以上!では、この廃液をどのように処理するのでしょうか?

今回はダンボールに印刷した後のインキの廃液について、弊社がどのように処理をしているのかご紹介します。尚、かなり年季が入って古くなってきた廃液処理システムのため……最新のシステムとは違う箇所があるかもしれませんが、ご了承ください。

処理システムの流れ

廃液処理のシステムを表した図
①印刷機の洗浄の廃液が廃液タンクに移動。
②廃液タンクから調整槽へ移動し沈殿しないようにする。
③反応槽へ薬品を入れ攪拌させる。
④ダイヤフラム(フィルタープレス)で濾過する。
⑤無害無色透明の液体は下水へ、濾過されたインキの固形は産業廃棄物となる。

これが弊社の処理システムの一連の流れになります。

廃液と処理後の様子はこちら

真っ黒な液体状の廃液
処理前の廃液

これが前項の手順を踏んで処理されると、↓のような洗浄廃液となります。

処理後の廃液の水分の部分。無色透明。
PH等を確認し、下水へ
廃液の個体の部分。黒い塊。
固形の状態で産廃
段ボール箱はもともとエコな素材であることはもちろんですが、SDGsの一環として、加工工程においても環境に配慮した取り組みをしています。

最初にお話しした通り、古くなって処理速度の低下してきているため、今後システムを更新予定です!

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品ダンボール家具やおもちゃの通信販売インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
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