紙を折り易くするための「筋入れ」のお話
こんにちは!豊栄産業SP事業部の小林です。
紙を折るとき、うまく折れないなぁといった経験はありませんか!?
折りたい位置からずれてしまったり、力を込めないと折れなかったり・・・
以前、紙目のお話を取り上げましたの合わせてお読み下さい!
バックナンバーは下記リンクからジャンプお願いします。
紙の目と折り目
折りにくさを解決する1つの方法として、紙の目と折り目と合わせることが挙げられます。
なんか折りにくいなと感じたら、紙の向きを90度回転させると案外きれいに折れるのです。
紙の加工や製本するときは、ヨコ目なのかタテ目なのかが非常に重要になってきます。
ディスプレイ用途でいくと、反りや劣化を考慮して設計させて頂きます!
しかしサイズの関係や図柄・模様の関係などで、紙目に合わせられないこともあったりします。
折る前に紙に筋を付ける
そこでもう一つの解決策として、折る前に紙に筋を付ける方法があります。
折り紙を思い出して下さい!手順の中で難所部分において折りぐせを付けてたことありませんか?要はアレと同じ要領です。折りたい位置に軽く跡を付けることで、そのガイドに従ってぐっと折りやすくなります。
先端が尖っていない、硬いもの(ドライバーなど)を押し当て定規に沿って跡を付けるだけでも折りやすくなります。大量生産においては単体で筋を入れる機械や、全体に圧力を掛けて刃と押筋を付けて打ち抜く機械で用途に応じて加工を施し仕上げていきます
実験してみる
というわけでちょっと試してみます!
コートボール400g/㎡の150角の紙を準備。紙目違いと折り筋の有り・無しでみてみましょう。
まずは何もしていない紙をそのまま折り曲げてみましょう。
そいやぁ!
紙の目に沿って折り曲げる(左)
→ 比較的曲げやすいが、厚紙の為反発が大きくキレイとは言いがたい・・・。
紙の目とクロスして折り曲げる(右)
→ 曲げ難く、曲げ位置がぼこぼこになっていますね。
それでは次に、紙に筋を付けて折り曲げてみましょう!
使用するのはこちら!試作サンプルでも使用する罫線ツール。
上記でご紹介したように先端が尖っていない、硬いものを押し当て、紙に跡を付けていきます。
さぁ、どんな結果となるのか・・・!?
そいやぁ!(2回目)
紙の目に沿って折り曲げる(左)
紙の目とクロスして折り曲げる(右)
→ 双方共に簡単に曲がり、仕上がりもキレイです!
やりましたね!(何が!?)
こういった加工の集大成が什器なのではとも思います。
改めて紙って難しいですね!ご参考になりましたら幸いです。
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■簡単!ワンタッチで組み立てられるカウンターディスプレイ
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厚紙にダイレクトでインクジェット出力が出来るようになりました↓
■Bigロールのカード紙(厚紙)始めました。
■卍 新しいプリンター(レジンインク)を導入しました 卍
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