積み重ねられるダンボール製ラックのご紹介|積み重ねてもズレない!段ボール製ラックの設計の裏側

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こんにちは!
豊栄産業なんでも設計担当の小畑です。
今日はずれずにスタッキング可能なダンボール製ラックについて紹介させていただきます。
類似品の多い分野ですが、今回は極力ムダの少ないコンパクトな展開図になるよう工夫しました。
捨てる面積が少ない展開図は紙器設計の醍醐味の一つです!それでは、いざスタート。

先ずは完成イメージから

写真は三段積みした状態です。積み重ねた際、二重になった4箇所のツメがはまることでしっかりと固定されます。

一体どんな展開図になっているの?

組み立てた状態では分かりにくいので立体から平面へと遡ってみましょう!
先ずは単体の完成写真です。ここから解体していきます。

正面を開きました。まだ分かりづらいですね。

左側面も開いてみました。これで何となく展開図の全体像が見えましたね!

展開図はこんな感じになります。どうです?廃棄する材料が少ないでしょ!段目が縦に通っているので耐荷重的に弱くなる両側面は二重になるよう工夫しています。順番を間違わなければ比較的簡単に組み立てられます。

 

並べてみると

並べてみると平面が立体になる様子がイメージしやすいですね。立体になったときの見た目はほぼ同じでも、その展開図は設計方法によってまちまちです。お客様にコストを抑えた扱いやすいツールをご提供できるよう、今後もムダの少ない展開図で強度も保ちながら組み立てやすいものづくりを目指して参ります。

今日のまとめ

いかがでしたか!?今回は積み重ねられるダンボール製ラックを題材に紙器設計の醍醐味についてお付き合いいただきました。若い頃、たかが設計と思っていた時期もありましたが、30年近く続けている現在でも日々新たな発見がありとても楽しいです。この楽しさを一人でも多くの方々にお伝えできるよう、今後も取り組んで参ります。
 
このように、私たちは創意工夫の積み重ねを大切にしながら日々取り組んでいます。
こんなことできるかな?あれにはどれくらい費用がかかるかな?といったセールスプロモーションやパッケージ、その他様々なアイテムに関するご相談はぜひ豊栄産業まで、よろしくお願いします!

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設計のヒント その2 コップの展開図
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