パッケージ、形状別の見積について|計算方法を簡単解説!

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おはようございます、豊栄産業SP事業部の船橋です。
 
今回はパッケージが形状によって金額の違いが大きく変わる事について説明、解説していきたいと思います。

先日、実際にあったお客様とのやり取りです。内容を説明すれば理解、納得してもらえるのですが、パッケージの形状を決める時は色々想定しなければいけないと改めて感じました。

パッケージの見積方法

見積をする女性
まずは段ボールパッケージを見積方法を説明させてもらいます。
費用を項目ごとに分けると下記の通りとなります。
 
・シート、材料代
 使用する材質の単価を㎡で計算する

・工賃(機械を通す費用)
 パッケージを作成する為に通す機械の費用(形状によって何種類の機械を通すか変わります)

・固定費(印版、木型など)
 印刷、型抜きが必要ならかかる固定費(初回のみ)

・運賃(横持ち、納品)
 複数工場で作成するなら工場間の横持ち運賃
 最終工程工場から納品場所までの運賃
 
パッケージを製作する際、このような項目は最低でもかかってきます。
各項目を足してロットで割った金額が単価となります。
(仕様によっては固定費はいりません)

形状違いによる費用の差

前項目でパッケージを製作する際にかかってくる費用はわかってもらえたと思います。
お客様とのやり取りなのですが、パッケージのリピート(2回目)の注文を頂きました。
初回は約400枚、2回目は約100枚という枚数でした。
形状は下記のような形状です。
パッケージの展開図
仕様は、B/f K5 1色印刷 抜き サイド貼りとなります。
この仕様だと3種の機械を通さなければいけません。(印刷機、抜き機、貼り機)
なので3種の機械の工賃がかかってきてしまいます。

企業ごとに金額設定は違うと思うのですが、各機械に最低工賃、一式価格が設定されています。
今回の場合、初回分400枚とリピート分100枚では全ての機械工賃が一式価格となってしまい、
総額が400枚と100枚で材料分の数千円しか変わらないという金額になってしまいました。

工賃の仕組みについて説明すると理解、納得はしてもらえたのですが、総額があまり変わらない事に驚かれていました。

ちなみにこのサイズのパッケージを製作する場合、最も安価なのはA式、みかん箱と言われる形状です。

A式、みかん箱の形状なら印刷、抜き、貼りと1つの機械で作ることができます。
(サイズによっては機械に通らない可能性もあります。)
お客様の最終クライアントから初回の注文時に形状指定で進行しましたが今後はお客様、私ともに小ロットリピート時の事も考えて提案営業しようと勉強になりました。
笑顔の男女
今回のように日々の仕事で経験してきた事を皆様にご提案させて頂きます、何なりとお問い合わせ下さい。お待ちしております。

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