ブレンダーペーパーモデルの機能で展開図を作成する(6):使用方法を解説!半円球の展開図
ここまではブレンダーを用いて、円柱や円錐を斜めカットした展開図の書き方を紹介してきました。
半円球とドーナツ型は実用性はほぼないと思いますが、展開してみるとこうなるという例として紹介します。
これまでの記事はこちら↓
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半円球の展開図
板紙や段ボールでは筒状の展開ができても球状の展開は難しいのです。
ですが、あえてチャレンジしてみました。
オブジェクト>追加>メッシュ>UV球をクリックします。
セグメント数16(縦割り数)、リング数16(横割り数)半径を100ミリに設定してUV球を画きます。
編集モードの面選択モードで球の下半分を選択し、右クリして眼を削除をおこないます。
下半分が削除されました。
編集モードの線選択モードで、切り開く個所を選択し、右クリしてシームをマークします。
シームとは継ぎ目や縫い目という意味です。
切り開く個所のシームを全てマークした後、
ファイル>↑エクスポート>Paper Model (.pdf/.svg)をクリックして展開図のSVG出力を行います。
作成できた展開図はこんな感じです。
ペーパークラフトなら形になりそうですが、厚みのある段ボールではちょっと無理がありそうです。
ドーナツ型の展開図
球体よりも複雑なドーナツ型にチャレンジです。
オブジェクト>追加>メッシュ>トーラスをクリックします。
大セグメント数を24、小セグメント数12、大半径100ミリ、小半径30ミリでトーラスを画きます
トーラスとは円周を回転させて得られる回転面だそうです。ドーナツ型の方がイメージしやすいかな
編集モードの線選択モードで、切り開く個所を選択し、右クリしてシームをマークします。
展開図を意識してシームする場所を決めます。
エクスポート>Paper Model (.pdf/.svg)を実行するときに
Cleate Tabsのチェックを外すとのりしろ無しで展開されます。
Cleate Tabsのチェックを入れるとのりしろ付きで展開されます。
のりしろが隣の部分に干渉しているので望ましくないですね
実用性はほぼないと思いますが、展開してみるとこうなるという例を紹介しました。
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