紙を包装する「ワンプ」のお話

こんにちは!
豊栄産業SP事業部の小林です。
 
商業印刷用の紙ってどうやって取り扱われているかご存じですか?
本号は紙を包装する「ワンプ」についてご紹介致します。

「ワンプ」って?

印刷・製紙工場などで紙製品の包装に用いられている包装紙を総称して「ワンプ」と呼ばれます。
あまり聞き覚えのない言葉かもしれません。そもそもワンプってどういう意味?と調べましたが語源は明らかになっていないとのこと。なんでも包むことを意味するWrapping(ラッピング)がなまったものではないかという説があるようです。

ワンプに使用する紙は吸湿性と強度が求められます。一般流通で多く目にするのがクラフト紙。
モノによっては用紙の内側には防湿・防水加工が施されているものもあります。ほかの用途では荷崩れ防止や印刷物の合紙(あいし)、緩衝材に使われることも。

ネット通販で何か購入した時、商品が入っている段ボール箱の中ですき間埋めとして茶色の紙が
ぐしゃぐしゃっと丸めて入っているものを見たことはありませんか?YES!実はそれもワンプです!

紙は生きもの

印刷現場では、温度と湿度の管理が非常に重要です。紙は温度・湿度の影響を大きく受けやすいのです。これからの梅雨時期の湿度が高いときには伸びやすい性質があります。冬の乾燥した時期は逆に縮みやすい性質があります。

温度・湿度の急激な変化により、紙がカールしたり反ってしまっては加工に影響を及ぼします。
静電気の影響で給紙する際の2枚取り・ブロッキングによる紙づまりなど不良の発生原因にもなりえます・・・!そんなデリケートな紙達を包んで守るのがワンプなのです!(キャーステキー)

紙屋さんからワンプで包装されて印刷現場へ運ばれていく紙達。必要な量を必要なときに持ち出しつつ良い状態が保てるよう、空気に触れないよう守ってくれているのです。メーカー、銘柄と内容によりますが厚紙は100枚単位、薄紙は125~250枚単位で包装されています。

見た目

包装されていると直接中身を確認することができません。なので外側に貼ってあるラベルでサイズ寸法、重量、銘柄、枚数等を明記しています。弊社の設計サンプル用の紙もこんな感じで整理保管しています。
紙を守る為の紙って格好いいですね!
また紙関係で面白い内容があればご紹介させて頂きます!

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