段ボールの強さの秘密|トラス構造とは?段ボールケースメーカーの簡単解説

ブログサムネイル
パッケージ事業部の増子です。
今回は段ボールの強さの秘密についてご紹介したいと思います。

強さの秘密は、ズバリ!トラス構造!

段ボールの強さの秘密は、ズバリ!トラス構造になっているからなんです。
段ボールの断面をみてみましょう。
段ボールを三層にわけて仕組みを説明している画像
上図のように基本3つの構造になっています。
表と裏のライナーと呼ばれる原紙それに挟まれた波型に成型された中芯原紙からできています。
中芯の三角形(波型)の連なりが段ボールの強度の秘密なんです。

この三角形の連なりを「トラス構造」と言います。

トラス構造(Truss)とは

建築などで用いられる、三角形の組み合わせで構成される構造形式のこと。
東京スカイツリーや東京タワー、鉄道の鉄橋、天井の梁などにも トラス構造が使われています。
三角形は頂点に力が加わっても左右に力が分散され、強度・安定性を保つことができるのです。
 
段ボールは、この基本構造のほかに、原紙の材質やフルート、中芯の種類によっても強度が変わってきます。
段ボールに関する他の知識についてはこちらの過去のブログをご覧ください↓
段ボールの厚み|厚みの名称は?使い分けは?段ボールケースメーカーが簡単解説!
段ボールの材質について:材質ごとの名前は?強度は?価格は?簡単解説!

今回は段ボールの基本構造についてお伝えしました。

余談…ダンボールニットってご存じですか?

余談ですが。。。

ブログネタには毎回どうしたものかと頭を抱えているのが現状ですが、ネタ探しにあちこち見ていると知らなかったことが沢山あって毎回学ばせてもらってます。

そして今回は、「サステナブル ダンボールニット」という聞いたことない用語が目に止まりました。

段ボール業界で働く私から想像されることと言えば、段ボール(紙)と服?紙を織り込んだ糸で作った服??? といったことしか浮かばず謎だらけで興味津々!!
早速調べてみました。
 
ダンボールニットとは、表地と裏地の2枚の生地を中糸でつなぎ合わせたニット生地のことで、中糸がジグザグに編み上げられていて、生地の断面が段ボールのような構造になっていることから、ダンボールニットと呼ばれているのだそうです。
なるほど!面白いですね!
ダンボールの構造と似ているという点だったんですね!
ファッションにはうといのですが、ショッピングにいった際には探してみようと思います。
 
調べが甘かったのかサステナブルとダンボールニットの紐づけができる内容にはたどりつけなかったのですが、ダンボールニットについて調べているうちにある動画に辿り着きました。
そちらをご紹介させて頂きます。
3本ともBBC News Japan様の動画となります。
 
ご紹介させて頂いた動画はファッション業界になりますが、ファッション業界だけではない問題であると思います。
私たちの今までの意識の結果がもたらしている現状ですよね。

新しく物を作っていく始まりを考えていくだけでなく、消費された終わりについてどうなっているのかということや、資源を大切にしようと実際に行動している方々のことも知っておくべきではないのかなと、何にも考えていなかった自分自身を振り返りました。

そして、、、自分は何ができるだろうと自問自答中であります。

豊栄産業は「段ボール・紙」を用いたパッケージ・梱包資材の設計~製造納品売場ディスプレイ・販促什器の設計~製造納品ダンボール家具やおもちゃの通信販売インクジェット出力によるスチレンボードや看板資材、小ロットの什器作成を行っている会社です。
お困りごとはぜひ豊栄産業までお問い合わせください。

各種ECサイトにて、ダンボール家具・おもちゃ・帳票保存箱などを販売中!

■豊栄産業株式会社
https://www.howay.com/
本社工場
〒573-0136 大阪府枚方市春日西町2-27-28 
TEL 072-858-2651
FAX 072-858-7803

東京工房
〒111-0054 東京都台東区鳥越2-7-4 ヘブン鳥越1F
TEL 03-5820-7255
FAX 03-5820-7256