色校正について~量産前のご確認~

こんにちは!
豊栄産業SP事業部 東京支社の小林です。
 
印刷物作成の際、必要不可欠なのが最終のデータ確認・色味について確認となります。
本号では色校正に関するお話についてご紹介します。

色校正とは

簡単に言うと、実際の印刷の仕上がりが表現したいイメージを再現できているか、本番でいきなり
印刷してしまう前に確認するための試し刷りのことです。色校正を見て想定通りの色の出方になっていなければ、表現したい色に近づけるべく、データに調整を加えて仕上げる工程となります。
量産進行における最終の確認であり、非常に重要なセクションですね!

色校正の意義

印刷の元データをモニター上で見た際の色がそのまま印刷されるなんてことはありません!
家庭用や業務用のプリンターに加え、印刷会社が所有する印刷機でもそれぞれの紙・インキ
環境も違う為、色味については大きく異なりますので注意が必要です。

量産進行した製品が想定した仕上がりの色とイメージが違うと非常にまずいですよね。
場合によっては作り直しになることもありますし、費用も時間もかかってしまいます。
色校正は印刷物の完成度を高めるだけでなく、トラブルやリスクを避けることが出来るのです!

色校正の種類

色校正には、大きく分けて3種類あります。
 
◆本機校正
量産予定と同様の印刷機、用紙、インキでの印刷を行う。
コスト : 高
3種類の色校正の中では一番高額になってしまいますが、100%に近い再現性となります。
最終的な印刷物の製造方法と全く同じ状態で作るためですね!
3種類の色校正の中で一番時間がかかります。
 
◆本紙校正(平台校正)
実際に使用する用紙での印刷。本紙校正専用の印刷機械を使用。
コスト : 中
実際の仕上がりに近い状態で色の確認が可能ですが、本機と比べると精度はそこそことなります。
インキの違い、オフセット印刷機と本紙校正専用機の違いや環境影響(湿度など)もあるためです。
3種類の色校正の中では真ん中。データの内容によりますが、中1~2日かかります。
 
◆簡易校正
簡易校正専用の出力紙、インキ、印刷機械を使用。
コスト : 低
再現性は高くありませんが、原寸で内容を確認することが可能です。
3種類の色校正の中で一番早く仕上がります。
出力用の印画紙となるため紙地が青白い。一般的なボール紙・カード紙はどちらかと言うと黄なり。したがって同データで印刷をかけると、想定より少しくすんだ、落ち着いたイメージになります。
したがってどうしても差違は出て来てしまいます。
 
ブランドカラー・コーポレートカラー、タレントさまが入っていたりなど、再現性が重要視される際は本機校正がおすすめです。コストを出来るだけ抑えるかつ色味がそれなりであれば本紙校正、大きなこだわりがなければ簡易校正と、コスト・要望に応じて選定が可能となります。
 
いかがでしたでしょうか。参考になりましたら幸いです。
ご相談ございましたらぜひ当社へお問い合わせ下さい!

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